全校生徒共通プログラムFor All students

ICT教育&プロジェクト学習

なぜ「ICT 教育」が必要なのか?

ICT 教育の目的は大きく2つ挙げられます。
1つは、わかりやすい授業の実現です。子供たちの確かな学力を育成するためには、よりわかりやすい授業を実現することが重要です。ICTを効果的に使うことで、視覚や聴覚に訴えかける臨場感のある学びを実現できます。 もう1つは、「情報活用、分析能力」、そして「創造力」です。従来の教育では、いかに大量の知識を暗記できるかに重きが置かれていました。
しかし、知識や情報をインターネットでいくらでも手に入れられるようになった今、膨大な知識や情報の中から必要なものを主体的に選び取り、活用できる力の育成が求められているからです。
また、これからは生徒と教師の双方向型の授業やアクティブ・ラーニングが求められるなか、ICTはそれを支援するツールとしても重要です。このようにICT 教育は、次世代に向け、時代が求める新しい学びの実現において必要不可欠です。本校では有効なものとして積極的に取り組んでいます。

ICT を活用した教育

01
わかりやすい授業音声、Web サイト、映像やアニメーションなど、ICT の活用で授業は視覚に飛び込んでわかりやすくなります。 たとえば、図形問題をタブレット上で実際に動かして立体的な理解、複雑な時代背景やあらすじを映像で見せることで興味を惹きます。多角的なアプローチによる教育は、生徒の興味関心を惹き付け、学習意欲の向上につながります。
02
学習の効率化Classi(全校生徒が使用する教育プラットホーム)では、家庭学習用動画などの機能が活用でき、難しい単元も繰り返し学習できるので、学習の効率化につながります。
03
個別学習/プロジェクト学習従来の多人数で行う一斉授業とは違う「個別に最適化された学び」が本校の得意とするところです。 一人ひとりの理解度・レベルに応じた出題や、特別な支援が必要な子供たちに対する指導やサポートも、ICT を活用すればさらに効率化を図れます。グループ単位で思考を深め課題解決に取り組む「プロジェクト学習」においても、ICT は力を発揮します。お互いの考えを視覚的に共有し、課題に対する意見整理を端末上で円滑に進めるなど、便利な使い方ができます。
04
情報活用、情報分析能力社会の急速な変化と情報が多様に行きかうなか、生徒たちが必要な情報や情報手段を選択し活用できる「情報活用能力」の重要性はますます高まっています。
また、選択した情報を整理、分析し活用する「情報分析能力」も社会に出ていくうえで必要です。
情報社会に主体的に対応していく力を備えるため、ICT リテラシーについても学びます。

情報処理能力は未来を生きる力「最先端のICT特別授業」

現代社会に後れず、確かな役割を果たしていく人材育成の観点から、ICT 教育は中学・高校でも欠かせないカリキュラムとなっています。
淑徳SCでは、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things:すべてのものがネットにつながる)、ロボットなどの技術が織りなす次世代の革新的社会にきちんと順応、対応できるICTの基礎を培う教育カリキュラムをいち早く取り入れています。

プログラミング思考を養う

2020年の小学校での必修化を皮切りに、プログラミング教育が中学・高校でも順次必修となります。プログラミングを学ぶ目的は「プログラミング的思考」の力を養うことです。プログラミング的思考とは「自分が求めることを実現するために、必要な動作や記号、またそれらの組み合わせを考え、どのように改善すればより意図したものに近づくのかを考える論理的思考」のことです。

新しいセキュリティ知識

情報通信技術の発展の陰で、情報リテラシー格差の拡大が社会問題ともなっています。情報技術が悪用され、よく分からないままに犯罪に巻き込まれるリスクも高まっています。
一方、情報技術の利便性だけに注目して個人情報を自ら危機にさらしたりするリスクもあります。自らの身を守る情報リテラシー教育の重要性も高まっています。

生徒個人別使用の可愛らしい高性能小型PCRaspberry Pi(ラズベリーパイ)

情報リテラシー学習内容

  • 情報の正しさを的確に判断する技術
  • 情報が拡散することに対する正しい知識
  • SNSの安全な利用の仕方
  • 情報発信のための安全な態度

授業内容の紹介(一例)

RoboBlocks(ロボブロックス)

実際の人型ロボットを動かして、ロボットの仕組みやプログラミングの基礎を学べるカリキュラムです。人型ロボットを
使ったプログラミング教育の良さは、センサーのはたらきとモーターの動きの関係をプログラムで制御する(論理的な思考)
が実践できることです。
子どもたちにとってはディスプレイの中の仮想的なものより、実体のある機械や装置が動きしゃべるといったことの方が結果が分かりやすく、楽しんで学習に取り組むことができます。

RoboBlocks(ロボブロックス)イメージ

※授業の特性上、生徒、機器の接触や共有がありますが、登校時検温、入退室時手洗い、消毒を徹底しております。

授業のポイント
  • 少人数だから、生徒一人一人の疑問や質問に対して細かな対応ができるプログラミングの個別指導
  • 生徒一人ひとりがpepperで表現したい動作やおしゃべりのプログラムを組み込み、実際にpepperを動かして確認できる体験
  • 楽しみながらプログラミングの基礎となる論理的思考やデザイン思考を学ぶことができる授業
授業での学習項目例
  1. プログラミング的思考とは(デザイン思考・論理的思考)紹介生徒さんたちが解釈できるように、経験ありそうな視点から紹介
  2. 前回の復習(口頭で説明)
  3. Robo Blocksの基本操作(Pepperの基本姿勢を理解する・Pepperにしゃべらせる・しゃべると同時に動かす・Pepperを移動させる)
  4. プログラム保存方法
各学習項目の実施内容
1)プログラミング的思考とは(デザイン思考・論理的思考)紹介

生徒さんたちが解釈できるように、経験ありそうな視点から紹介。
前回は「おりがみ」でしたが、今回は「茶道」です。
「なぜ、お抹茶をいただくときに、茶碗の正面を避けるのか?茶碗の扱いと亭主と客人の配慮」を取り上げて、配慮を型(儀礼)で表していて、配慮を顕在化、抽象化していることを、抹茶茶碗を実際に見せながら紹介しました。
みなさん、真剣なまなざしで説明を聞いてくれました。

3)Robo Blocksの基本操作

「歩く」「話す」「アクションする」の3つの動作を使って、自身が発想したものをプログラムで表現するのがテーマでした。
「よっしゃ」を表現している人が多く、聞くと「よっしゃ」が、クラスで流行っているということでした。
次々に、思い思いの「よっしゃ」が表現されていきました。
「よーーーーーっしゃ」だったり、「よっしゃ」「よっしゃ」だったり、アクションしながら「よっしゃ」だったり、それぞれに異なる「よっしゃ」を見て、生徒さんたちは更に発想が広がったようです。

表現したいことをブロックでどう組み立てたらよいかを、個別に要点のみ伝えて生徒さんたちは、目的の表現にブラッシュアップをしていきました。
何度もpepperくんで表現して、確認していました。
そのときに、1人で確認するのではなく、数人で評価し合いながら、確認していました。

最後にプレゼンを行いました。
なにを表現したかったを発言してから、pepperくんを実行してもらいました。

皆、まだ満足していない感じでした。
その気持ちが一番大切なので、生徒さんたちにとって充実した時間となりました。

4)プログラム保存方法

先週同様に、PCへプログラムを保存する手順を紹介し、保存を行いました。

Python(パイソン)

汎用のプログラミング言語です。コードがシンプルで扱いやすく設計されており、C言語などに比べて、さまざまなプロ
グラムを分かりやすく、少ないコード行数で書けるといった特徴があります。こういった特徴からWeb アプリケーションやデスクトップアプリケーションなどの開発はもとより、システム用の記述(script) や、各種の自動処理、理工学や統計・解析など、幅広い領域における有力なプログラム言語となっています。

Python(パイソン)イメージ

3Dプリンタ(予定)

3Dプリンタは、2次元の平面ではなく、3次元の立体造形物を作成することができるプリンターです。
当該授業ではSTEAM 教育の手法を取り入れ、自然科学、二次元・三次元デジタル技術、IoT、プログラミング、芸術、文化、
幾何学の分野で、文理を分断せずに総合的な領域で学習し、実際に構造物の考案・設計、プログラミング、印刷を行います。一連の体験をすることで、ITジェネラリスト素養を育んでいきます。

3Dプリンタイメージ