小石川淑徳学園中学校高等学校

中学校Junior High School

サイエンス&ICT教育

身近なことから論理的思考を習得する「問題解決のプロセス」

疑問
身近な事物や現象にも、意外性を感じたり、不思議に思えることはたくさんあります。
問題意識
知りたいことや調べてみたいことを具体化し、問題意識を明確にします。その問題が解決するためにはどのような実験を行えばよいか考えます。
実験
実験方法と必要な器具・試薬等を検討し、実験を行います。
考察
実験で得られた結果を整理し、まとめます。必要に応じて、得られたデータを統計的に解析し、規則性を見いだします。思うような結果が得られなかった場合には、その理由を探り、再度実験を行います。
実証
考察をふまえて、仮説を実証します。

淑徳の楽しい理科実験(理科教師@木村)

危険も伴うので、慎重に実験プランの指導プランを考え、指導にあたります。
座学の授業より、実験を通じて自分で体験し、目で見て「なぜこうなるか?」という、その論理、意味が楽しく!インプットされます♪
小石川淑徳学園理科は、多くの実験の時間(週2時間~)を展開します。

気体の発生(中学校)

二酸化炭素を発生させて、その性質を調べました。

ビスマス(中学校)

ビスマスを溶かして、きれいな結晶を作りました。

中和滴定(高等学校)

お酢の中にどれだけ酢酸が含まれているかを測定しました。

テルミット反応

金属の溶接にも使われているテルミット反応を理科室で再現しました。

ICT教育

クロムブックを使っている生徒の様子。

クロムブックでバジルの観察日記を作成。書くよりもリアルで詳細な観察記録をつけています!さらに、彼女たちは「なぜ、こうなるの?」という自らの問いに、いろいろ情報を検索してデータとしての「裏付け」を引用しています👍楽しく♪アクティブにロジカルシンキング!!

クロムブックで共同学習。生徒が分担して課題に取り組みます。複数の生徒が同時進行でファイルに書き込んだり、画像を挿入してサクサク♪レポートを完成!

Geogebraというソフトを用いて数学の計算アプリ(数学科教師@町野 作)を活用した授業!でも、解答を間違えると「不正解!」と出ます・・・( ゚Д゚)トホホ

理科室設備

理科室

理科室

本校の理科室は、一人ひとりの作業スペースがしっかりと確保できるような設計になっています。

実験器具収納棚

実験器具収納棚

実験器具も充実しており、器具によっては一人ひとつずつ使用できる数を揃えています。

ドラフトチャンバー

ドラフトチャンバー

中学校、高校では珍しいドラフトも設置されており、高難度な実験も行うことができます。

純水製造器

純水製造器

活性炭フィルター、イオン交換フィルターに通すことで、純水を作ることができます。高い精度が求められる実験で使用します。

小型オシロスコープ

小型オシロスコープ

音波や電圧の波形を調べることができます。画面はタッチパネルになっており、操作がしやすくなっています。

文理融合教育における科学技術系科目カリキュラム

文理融合教育における科学技術系科目カリキュラム

基礎科目(必修)中学校1年~中学校3年

教科書の内容にとらわれることなく生徒の興味・関心に応じて、日常生活に結びついた内容を幅広く取り上げていきます。
また、高等学校に内部進学することを前提として、関連のある高校内容を一部早期に学習します。
実験・レポート作成を繰り返し行い、科学的思考力と文章力を同時に高めて、3年後期には、前半3年間の集大成として「理科特別研究」を行い、研究成果を英語でまとめ、発表します。

基礎科目(必修)高等学校1年

文理融合の理系側の基軸となる科目群です。各分野の探究に必要な基礎力を育成します。

応用科目(必修選択)高等学校2年

さらに理解を深めたい生徒向けの本質的な内容を扱う選択科目です。
高2開講の総合科目と高3開講の発展科目を連続して履修することで高校全範囲を学習できます。

応用科目(選択)高等学校3年

生徒自らの思考と探究を通じて、これまでの学習内容を深めると同時に、より実践的な論理的思考力を育成する科目です。

理科教諭 木村 賢一略歴 東京大学 修士(理学)

本校では中高一貫GSCコースのスタートに合わせ、理科の授業内容を一新しました。より楽しく、より分かりやすく、より役立つ授業を展開していきます。理科室の設備も充実させ、授業で多くの実験ができるようになりました。高等学校では分野別の演習授業や放課後ゼミも行い、進路面の対策も万全です。ぜひ小石川淑徳学園で、一緒に理科を学びましょう!

理科教諭 中井 美由紀略歴 東京医科歯科大学 博士(理学)

私達の身近には、実に多くの自然科学の現象であふれています。授業では、普段当たり前に体験していることに「なぜ」を投げかけ、そこから理科を学ぶ楽しさを、一緒に感じていきたいと考えています。自ら学ぶことは、皆さんの視野を広げ、多くの可能性を拓いてくれるでしょう。本校では、皆さんが楽しく学べるような場を準備しています。ぜひ一緒に、目標を実現しましょう!